毎日新聞で紹介されました|『奈良発 ふまじめ教師の市民教育運動』

2021年9月22日付の毎日新聞(奈良版)にて、

詩人・作家の寮美千子さんが 田村隆幸さんの

著書『奈良発 ふまじめ教師の市民教育運動』を紹介してくださいました。


📘 要約

 このコラムは、田村さんが長年にわたり奈良市で続けてきた 

 「すべての子どもに学びの場を」という市民教育運動を称えながら、 

 その活動の本質と教育制度への問題提起を丁寧に伝えています。


👤 主人公:田村 隆幸さんについて

 奈良市立中学校で教鞭をとり、2021年に定年退職。 

 それ以前から「市民ひろばなら小草」で活動を続け、 

 無料塾や外国にルーツを持つ子どもたちへの支援、 夜間中学、フリースクールなど

 幅広く関わってきた実践者です。


📚 出版された書籍

 - タイトル:奈良発 ふまじめ教師の市民教育運動 

 - 著者:田村隆幸 

 - 出版社:かもがわ出版 

 - 内容:夜間中学、外国籍家庭の子、経済的困難を抱えた子への教育支援。 

 教育制度の外から、子ども一人ひとりに合った学びの場を模索する記録。


✍️ コラム著者:寮美千子さんの視点

 寮さんは田村さんの実践を、「評価基準に合う子だけを押し上げる教育」ではなく、 

 「すべての子どもに学びを届けるための、真のまじめさ」と表現。 

 教育の現場に必要な“批判精神”と“行動力”を兼ね備えた「ふまじめ教師」こそ、 

 これからの社会に必要な存在だと力強く語っています。


💬 印象的なメッセージ(記事より)

「“おかしい”という批判精神と、“おかしい”を行動で変える現場力」 
「まじめに“ふまじめ”を貫く田村さんこそ、教育者の本質を体現している」


🌱 教育実践と社会への問いかけ

 田村さんの歩みは、単なる支援ではなく「教育の再構築」そのもの。 

 制度の隙間にこぼれ落ちる子どもたちに寄り添い、 

 誰もが学び、生きていける社会のために「市民の手で教育を創る」実践を続けています。

 

 この新聞記事と著書は、 

 私たち一人ひとりが“教育を誰のために・どう届けるか”を考えるきっかけをくれます。

市民ひろば なら小草

各世代で貧困と格差の連鎖が進み、見過ごされがちな若者の学習や就労、高齢者の孤立・孤食の状況が見られます。不登校・若者支援・高齢者の孤立解消を目指す「市民ひろば なら小草」。無料塾やフリースクール、カルチャー教室、地域交流イベントを開催中。気軽に相談してください。

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